SPA(製造小売業)の成功事例(ZARA、H&M、ユニクロ編)

前回までは、SPA(製造小売)の失敗例を記載していましたが、
今回は、SPA(製造小売)の成功事例を開設いたします。

SPA(製造小売)成功事例:1
<ZARA>
インデックス社が運営するぶらんどで、スペインを代表するアパレルメーカーZARAです。
SPA(製造小売)により急成長を遂げた企業の代表格の一つです。
ZARAの成功はターゲットを細かくセグメントし、ターゲットを特定し、その上で、各ターゲットの顧客ニーズにフィットするアパレル製品を的確な提供を継続している点が強みです。
他の多くのSPA(製造小売)ブランドよりファッションに関心の高い層をターゲットにして住み分けています。
そのため、購入単価はそこまで高くはないファストファッションの中でも、顧客回転数を高くすることで、
売上げを伸ばすことができたのです。
また、値引き前の価格をプロパー価格と言いますが、ディスカウントせずとも売り切れるのが強みでもあるため、
収益構造が安定します。
そのため、プロパー価格でしっかりと売り切ることができる商品開発力の徹底なブラッシュアップが成功の鍵でした。

SPA(製造小売)成功事例:2
<H&M>
H&Mではファッショントレンドの感度はZARAほど高くはないが、ユニクロほどベーシックなファッションでもないターゲットがメインの顧客層です。
日系のSPA(製造小売)の手法の一つに、「最新トレンドに近いデザインを陳腐化する前に迅速に提供すること」で、ファッションアイコンしか持ち得なかったようなデザインやファッション性の高いファッション小物などを、安価で購入することができるようにしたことが大きな功績の一つです。
そのため、ファッション性が高くトレンドの商品をいち早く届けることで、購入者にとってコスパのいい商品として認識され、購入頻度が高くなるという成功パターンを構築できたことが成功の一因です。
ただ、昨今のコロナの影響で「購入頻度」自体が低減していく中で、ファッションアイテムとしての「機能的価値」「素材の良さ」といったターゲットとしていた層が気にしていなかった特徴を求めて来始めているため、
商品開発含め見直しが必要になってきています。

SPA(製造小売)成功事例:3
<ユニクロ(ファーストリテイリング)>

日本国内のアパレル企業では、最も早くSPAを採用したユニクロ(ファーストリテイリング)は、日本全国はもとより海外にも店舗を展開しているグローバル企業であることは既知の事実だと思います。
最近では、ZARAの時価総額を抜いて世界1位になったことや、ニューヨークやパリといったファッション意識の高い都市でも成功を収めています。
他のブランドと大きく異なる点としては、なによりも外資系ブランドのようなブランディングをしながらも「高い品質」と「高い生産性」ににこだわっているところです。
また、他社とのコラボレーションを積極的に行い「+Jシリーズ」をジルサンダーと一緒におこなったり、
今ではライフウェアとして一般的になった「ヒートテック」「エアリズム」といった製品を、東レと共同開発をおこなったりと常にブラッシュアップを図っています。

次回の投稿は、SPA(製造小売業)の成功事例パート2です。
お楽しみにください!

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