【SPA(製造小売業)】について

【アパレル・SPA/モデルプレス】SPA=製造小売業とは、
ファッション・アパレルの各種メーカーが既存の卸売業者や小売業者を通じて販売するのではなく、
自社が運営する販売ネットワークでダイレクトに販売している店舗やショップを持つ業務形態のことです。

昨今のSDGsやサステナブルな意識の高まりとともに、
従来のコスト削減のメリットだけではなく、
在庫管理の精度向上を実現するために各社取り組んでいる傾向にあります。

ここでは、SPA(製造小売業)として著名な各社の事例を交えながら、SPA(製造小売業)を説明していきたいと思います。
特に、ZARA、H&M、ユニクロなどのグローバルな展開をしているブランドがSPAを採用することで急成長を遂げています。

■SPAとは

SPAとはSpeciality store retailer of private label apparelの略称です。
「自社製品を自社の販売網で販売する」という意味合いを込めて、製造小売業と表記されることがあります。

SPA(製造小売業)の具体的な意味合いは、
素材の調達と企画、製造、物流、在庫管理、店舗販売など、これまでファッション関連企業がそれぞれ分担していた業務を、製造メーカーだけで一つの工程として行おうという、1980年代後半に登場したシステムです。

■SPAのメリットや利点

重要なポイントの一つに、「自社販売網での売り上げや売れ筋商品を、メーカー自身がマーケティング(来店者数、販売数、販売層)データを即時に本部にレポートできることが挙げれます。
そのため、販売業者などの中間業者からのタイムラグのある情報ではなく、
スピーディーな情報が収集ダイレクトに種収集することで、
顧客ニーズをいち早くすくい上げることができます。

加えて、従来の中間業者を削除することで、中間マージンが削減し、販売時価格自体を購入者ニーズに沿いつつ、他社よりも有利な価格設定できることもSPA(製造小売業)の大きなメリットといえます。

加えて、今回のコロナ影響により販売店が百貨店などに大きく依存しているアパレル企業である、
ワールドや三陽商会などの大手アパレル企業は、
コストメリットを生かすことができないだけではなく、
販売先の百貨店の休業などにより実質的な販売チャンスを失うことで、
大幅な減収となっています。

次回の投稿は、SPA(製造小売業)のデメリットとは?
です。
お楽しみにください!

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