シェアリングエコノミーは、十分に使い切れていない資産を、インターネット上のプラットフォームを介し個人間で有効活用できるようにした仕組みのこと。
登録ユーザー同士で、必要なときに必要な時間だけ利用でき、自分の物ではないため、購入費、維持費、管理やメンテナンスの必要もない。

インターネットとモバイルデバイスの普及により、このビジネスモデルを活用したサービスが続々と登場し、人々の生活に急ピッチで浸透している。

シェアリングエコノミーは、自動車や住宅や施設の共有が代表的。
シェアリングを考えると、維持費、税金、管理費用が省けるので有効性がわかりやすい。
他に、「人」のシェアは、時間を切り売りし、家事サービスや個人が持つ知識や能力を共有するサービスもある。
世界の各地に住む日本人が、困ったときの相談やスポット情報を、現地に不慣れな海外旅行者に提供するサービスもその例。
プラットフォームで共有されている洋服やアクセサリー、靴、バックを好きな時にレンタルできるサービスもあり、送料やクリーニング代もかからず、自分で服を買わなくてもワードローブを揃えることができる。
スペースシェアリングのマーケットも拡大傾向にある。
自社オフィスを持たずシェアで場所を確保ができる。
仕事、レッスン、イベント、ミーティング、自宅で使用頻度の低いものを預けられるサービスもある。
農地の一角を借りて野菜を育てることのできるサービスもあり、苗、肥料、農具がその場に用意されていて、栽培のアドバイスも受けられるようになっている。
アイデアがあるとき、オンライン上で公表して支持者を集め、支持者から出資してもらうクラウドファンディングも、活用されていない金銭を活用したシェアリングエコノミーの一つ。
クラウドファンディングは、寄付型、購入型、融資型、ファンド投資型、株式投資型がある。

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